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固定型でもページめくりのアニメーション♪

Kindleの固定型の本でも、ページめくりのアニメーションが可能になっています。

実は他の本を見ていて偶然気付きました。
「おお!ページめくりのアニメーションできている!」
ページめくりのアニメーションは、apple の iBooks などではず〜〜っと以前から可能でしたが、Kindle の KDP ではず〜〜っと未対応でした。
ページめくりのアニメーション、まあ、自分はいらないぞ、とか、好き嫌いはありましょうが、なんとなく電子書籍っぽくて、いいじゃないですか。

さっそく、自分の本をみてみると、、、あれれ?できていない!
なんで他の本にできて自分の本はできないんだ?
何か裏技があるんだろうか?むむむ!!
サポートに問い合わせてみた。

ページめくりのアニメーションは・・・
・現在はiOS端末にのみ表示される。(iPhone, iPad)
・Kindleアプリが最新であること。
・アニメーションを確認できない場合は、最新版の配信を依頼。←これでした。

要するに現状、手元のデバイスのライブラリーに入っている古いデータでは、ページめくりのアニメーションができない。
しかし現在、amazonのサーバーにあるデータは、ページめくりのアニメーションができる。
だから、手元のデバイスのライブラリーに入っている古いデータの本でも、一度削除して再びダウンロードし直せば、ページめくりのアニメーションができる。

ページめくりのアニメーションは、読書アプリだけで対応するのではなく、本のデーターも、Kindle側で何かごそごそとやってもらって、対応させているようです。

ずっと以前から読書アプリのライブラリィに入れっぱなしにしている本では、ページめくりのアニメーションはできないので、ライブラリーの中の本を一度削除して、再ダウロードしたら、ページめくりのアニメーションが可能になりました。

制作者的には、昨年出版した古いデータの本ですが何も対処しなくて問題なし。

それでもうまくいかないときは?
「設定/ページめくりのアニメーション」がONになっていることを確認です。

めでたしめでたし。

目次に対応していた。

なぜかiOSでは、目次が表示できないという状況が存在していたのです。
いち制作者として読者を思えば、これは看過できないとても気持ちの悪いバグでありました。

iOSでチェックしていなかった制作者さんは、気付いていなかった人もおられるかと思います。
Kindleの固定型、KC2で作成した本(要するに拙作です。)は、iOSアプリで見た場合にだけ、本の目次が表示されていなかったのです。
私自身、処女作出版当時、それをなんとかしようとして、随分と長時間、何日も何日も、すったもんだしました。Web情報も、問い合わせ窓口も、なんだかよくわからない長話しをするばかりで、まったく解決にならなかったのです。Android端末やKindle端末では正常でした。今となっては昔話ですが。

さきほど目次表示が出来ている事が確認できた本のデーターは当時のままで全くいじっていないので、当時、iOSアプリで目次が表示できなかった原因は、データーの作り方が原因ではなく「Kindleアプリのバグだった」という事になります。
「こうすれば表示出来る」と書いていたWeb情報も、「仕様書通りに作れば表示できます」という返答をしたあのひとも!!!あれは、なんだったのでしょうね。
システム開発者はバグならバグだと素直にごめんなさいすることが大切。わけのわからない、要領を得ない長話でごまかそうとするなど、もってのほか。制作者にも読者にも、たいへんな迷惑です。

まあ、無事に表示できるようになったのだから水に流し、めでたしめでたしと、いたしましょう。

尚、この正常化は、先ほどiPhoneのKindleアプリをバージョンアップして気付きました。しかしバージョンアップしていなかったiPadのKindleアプリでも、正常に目次が表示されていたので、おそらく少し以前から「目次に対応」していたのだろうと思われます。私が気付かなかっただけなのでしょう。
元々バグに気付かなかった人はこの記事は流してください。もう大丈夫です(^^;)。
以上、経緯として書かせていただきました。

最も簡単な、電子書籍の作り方

これまで出版のための手続きや、注意点などを書いて来ましたが、肝心の「電子書籍自体のデータの作り方」も少しずつ書いていこうと思います。
amazon KDPの固定型(別名:固定レイアウト型、フィックス型)を中心に書きます。何項目かに分かれると思います。

電子書籍を出してみようかな?どうしようかな?と、思いついたら先ずは既に出版されている電子書籍を覗いてみるでしょうね。サンプルをいくつもダウンロードしたり、実際に購入してみたりされると思います。
だいたいこんなものかという雰囲気がわかったら、さあ、次の制作ステップへ、ですが・・・さて、どうしたらいいものやら。私はここで少し迷いました。

例えば、Webページを作ろうと思ったら、ページのソースを見て「ははーん、こういうカンジなんだ」とおよそのデータ構造は理解できるでしょう。自分自身のレベルに応じた参考書と見比べながら、自分が作りたいページのイメージに近いページを見ながら、例え少しずつであっても、理解してゆくこことができるでしょう。
電子書籍の場合は、そういうことができません。既に販売されている本の表示される結果は見えていても、その本がどんなデーターによってこのように表示されているのか、肝心の中身が解らない。この点は作りにくさの原因のひとつではないかと思っています。
マニュアルや作り方の解説書を読めば、画像サイズなどは書かれているでしょう。(もちろん、当時私が見た範囲でのお話しですが)「○○○ピクセル〜×××ピクセルの範囲で」と幅を持って書かれていました。
「んじゃあ、今見ているこの本は何ピクセルなのか」。。。を、正確に把握する方法が見あたらない。

若干汎用性に欠ける(専門的な?)内容になって恐縮なのですが、解像度の話しはとても重要です。
各社各OSのタブレット、スマホ、今ならパソコンのモニターも含め、無数に存在するデバイスの、どれで見られるかわからないデータを、できるだけ美しく見せたい。
美しくというのは、高解像度でという意味を含みますが、電子書籍の場合「可能な限り高解像度で作ればいい」という考えは違うようです。
必要以上に大容量になれば、ユーザーの負担となるでしょうし、ダウンロードに時間もかかるし、容量が大きくなるとロイヤリティ的に不利(別項目でいつか書きます)です。悪意を持ったユーザーに流用可能な高解像度のデータが渡る可能性も避けたいです。
そんなら小さくすればいいのかと言うと、そうでもなくて、せっかくの写真やイラストなどを自ら汚くして出版したくないですね。

「自分の本は、どれくらいの解像度で見せたいか」これは、人それぞれで異なると思います。本の内容によっても違うでしょう。絶対的な数値はありませんから「○○○ピクセル〜×××ピクセルの範囲で」という解説になってしまうのは理解できます。これは仕方が無いです。
しかし「ちなみに、今見ているこの本はどれくらいのデーターで作られているの?」もわかりにくい、もしくはわからないんですよね。判断基準が無い。かなり高解像度で作られていそうでも、必要以上に大きすぎるかも知れません。低解像度で作られているっぽくても、拡大縮小によって画質が劣化しているだけという場合もあるでしょう。この本の実データが見たいんだけどなあ・・・。

なので、自分の出す本については「この本は、こんなデータで作りました」という「ヒナ型」を付録として付けています(mini版は除く)。
もしもこの本くらいの解像度がいいのであれば、同じサイズで作るなり、ひな形に上書きするなり、お好きにお使いください、というデーターです、
もっと高解像度にしたいのなら、規定の範囲でこの本よりも大きくすればいいし、逆なら小さく作ればいい。ひとつの基準として参考にしてもらえれば、第一歩目は私のように迷わずに歩けるのではないかと思うのです。
無料サンプルを見てみて「参考にしよう」という場合は、買ってねん♡という、販促ツール的側面もありますが、それよりも今後、何人も何十人もの人が私と同じ迷い道をすることは全く無意味で、電子書籍業界(?)としてもスマートではないのではないかと思っています。

ヒナ型を見れば解る実データ
拙作は付録として、その本のヒナ型をダウンロードできます(mini版を除く)。

「食べてる!」「育ってる!」
横位置の最もシンプルな構成です。縦横の比率はiPadで隙間無く表示されます。
横位置に固定してあるので、デバイスを縦にした場合に小さく表示されてしまうことがありません。
電子書籍初心者ユーザーや子供さん向けの本にもオススメしたいフォーマット。
制作者は、デバイスの向きを気にせず内容に専念できます。

「クローズアップ【完全版】」
1ページは正方形で構成。単一の正方形ページと、左右2ページの横長見開き表示、両方で構成されています。
見開きページは、デバイスを横にした場合は横長、縦にした場合単一(正方形)ページとして表示されます。
ユーザーはデバイスの向きを自由に選んで読書を進められます。
制作者は、内容に応じて表現の選択肢が広げられます。

まあ、少なくとも「実際に販売されているこの本が、どんなデータで作られているか」は、理解してもらえるはず。
そして、このヒナ型のページを書き直して増やす方法は、最も簡単な電子書籍の作り方かと思われます。
ひとつの基準として、制作の道しるべになれれば幸いです。

KC2 (Kindle Comic Creator) に読み込む jpg は圧縮しない。

制作ツールKC2 (Kindle Comic Creator)は、準備しておいた画像を読み込んで固定型の本に組み立てるamazon KDP の公式ツール。
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3077699036
KC2に読み込ませる画像はJPEGなどで準備するが、ここで様々な噂が語られている「圧縮率」の問題がある。
処女作出版前は、諸先輩方の噂を拝聴しながら75〜80%前後で圧縮した画像を読み込ませていた。しかしこれは間違った手順だった。

その事に気付いたのは「写真ページ」ではなく、「テキストをラスタライズしたページ」の画質。赤い文字の周辺に出たjpg特有の圧縮ノイズがどうやっても消えなかった。

無事出版できた後、テストファイルを作って確認してみた。

検証方法は、画質70,80,90,100%の圧縮率で各10枚のJPEGを使った画像集を4冊作り、それぞれKDPに送信してサイズを比較した。
もしかして、78%とか微妙な数値に最適な結果が出るのかも知れないとも思ったが、とりあえずおおまかに、たっぷり圧縮した画質70%を10カットで構成した70%ブックから、無圧縮の画質100%ブックまで、4段階を検証してみた。結果は前述の「噂」とは、全く異なっていた。

準備した画像の画質70,80,90,100%それぞれで作成した本の容量は順に、1319KB、1304KB、1304KB、1302KB。容量の差は僅かだが「準備する画像を圧縮しない方が軽い本になる」という結果だった。
さらに詳しく見ると、圧縮していない100%の画像で作成した本であっても、jpeg圧縮ノイズが出ていた。
そして、70%ブックを始め予め圧縮していた画像で作成した本では、もとのノイズよりも大幅に増量されていた。
ははーん、こういうことだったのね。
予め圧縮したjpg画像を KC2 に渡す方法は、わざわざ重たくて汚い画質の本を作っていた訳だ。何の得にもなっていないじゃないの(^^;)。

KC2 (Kindle Comic Creator)は、どんな画像を用意しても、KC2内部で再圧縮している。KC2に読ませる画像が既に圧縮されていた場合は、少なからずノイズの入った画像をさらに圧縮することになり、その結果、容量も大きくなって、画質も悪くなる。

そういうことなら、KC2の圧縮率をコントロールできるようにしてほしいなあ。ページによって求める圧縮率は違うだろうしなぁ・・・。
とかなんとか思いつつ、全ての本のデーターを書出しからやり直したのは昨年夏の出来事でありました。

結論

KC2 (Kindle Comic Creator) に読み込む jpg は圧縮しない。
最高画質で準備しておいて読み込ませる方法が、一番軽くて最高画質の本になる。

IRSでEINを取得する

IRSでEINを取得する・・・。
貿易関係者やiOSアプリ制作者などを除く、普通の人は「なんだこのアルファベットは!?」っていう感じですよね。もちろん私も同感で初めて見るチンプンカンプンなワードでした。

以前の記事「電子書籍を販売するには(2014.9.3)」で、「EIN取得は事実上、最難関」と書きました。
「どこが難関?簡単だったけど?」という方と大きく頷かれる方がおられると思います。簡単な方にはほんと簡単だけど、一旦つまずくと本当に厄介ですので経験談と共に解消策を書いておきます。

「IRSでEINを取得する」。これを日本語に訳すと「アメリカ合衆国内国歳入庁で米国納税者番号をもらう」ということです。
そんな番号、必要なの?本を出したいだけなんだし、手続きが面倒なら別に欲しくないけど?・・・って感じですよね。でもね。
この番号がないと支払われるロイヤリティからアメリカの源泉税30%が差し引かれてしまいます。
この記事をお読みの日本在住の方は日本で所得税を納税されると思いますが、その事を支払う側(アメリカの amazon KDP)はわかりません。なのでアメリカの法律により予め源泉税として差し引く訳です。日本の納税者は「本来、納める必要のない税金をアメリカ政府に支払う」ことになってしまいます。
EIN(米国納税者番号)は「私は日本に住んでるんで日本で納税しますねー♪」ってことを正規に証明をした結果に貰える番号です。なので支払う側は番号に基づいて「はーい、そんなら30%を差し引かずに支払うねん♪」と、なる訳です。
ま、面倒でも取得しておくべきですね。

ちなみにこの番号、Amazon KDPでは取得していなくても、30%を差し引かれても構わないのなら出版はできるようです。
しかしApple社のiBooksでの出版や、アプリを販売しようとする場合、手続きの初期段階から入力を求められますので、取得していることは必須条件となっているようです。一度EINを取得しておけばあなた専用番号ですので、同じ番号が他社(この場合、Apple社)にも使えます。

何がそんなに面倒なのか

私自身、出版前にいくつかの記事を読んで難関っぽく書いてあったものも読んでいました。しかし簡単にできるという記事もあったので、結局「なあーんだ、簡単そうじゃないの」と、思っていました。「たいそうに書くんじゃないよ!」とさえ・・・(笑)。
しかし決してたいそうに書かれていた訳ではなかったということに気付くのに長い時間はかからなかったのでありました(^^;)。

EIN取得手続きの方法には3つの選択肢があります。電話、FAX、郵送の3つです。
自分のつたない英語力を考え「FAX」を選択したのですが、書類を用意して送信しようとしても、つながりません。「おっかしいなあー」。
参考にしていたWebの記事が古かったので、電話番号が変っていました。
「なーんだー、もしかしてこれが難関?たいしたことはないなぁー」とか思いながら、現在の番号を調べて送信直しました。
早ければ翌日には返信FAXが来るらしいので、安心して待ったのですが来ません。「ま、明日かな」来ません。一週間待っても10日待っても返信が来ないのです。
間違いがあったのかな?と見直しても完璧にしか見えません。
「もしかして、ウチの番号、海外から繋がらないのか?」とか疑って、海外の友人に頼み電話してみてもらったりもしましたが、もちろん正常でした。
どこが悪いのか、わかっていれば次の手が打てるので問題はないのですが、明日来るのか、明後日になっても来ないのか、解らないものを待つのは非常に疲れました。

EIN取得代行の業者さんに相談してみたのはこの時期でした。(後述)

結局、海外在住の友人が代理人として手伝ってくれることになったので、代理を頼むための書類を作って一任し、無事に取得することができました。
この一ヶ月間のどんよりがすっきりと晴れて、ぐんと初出版に近づく事ができました。
めでたしめでたし。

さて、この記事の本題はここからです。
私の代理人をしてくれた友人(日本人)は、英語力があることはもちろんですが、公務員なので事務手続き(商慣習?)にも精通していたようです。
また偶然、IRSの窓口担当は過去に日本語を習っていたらしく、軽いジョークを挟みつつ楽しく手続きできたと聞いています。そしてその合間に、いろんなウラバナシを聞き出してくれました。その内容が、今後手続きをされる方に役立つのではないかと思いますので以下に書きます。
IRS窓口担当者のお名前もID(本人証明番号)も聞いていますがここでは控えます。またこのような記事にすることには了承を得ています。というよりもむしろ「日本の皆さんに伝えて」と聞いています。尚、以下はIRSの見解ではなく、親切ないち窓口担当者さんの意見です。

 IRS窓口担当から見たEIN申請書類(日本からのFAX)

とにかく「とても読みにくい」そうです。
FAXの解像度が違うのか、それともA4からレターサイズに縮小されてしまうせいかは解りませんが、日本からのFAXは、(自動判別機にかけた後、不明な文字を)ルーペを持ち出して一生懸命判別しようとするそうです。「i」が「l」に見えてしまうことが多いようです。
日本人なら当たり前の住所でも、異国の知らない地名(固有名詞)ですから常識で判別できないですよね。例えば住所欄に「suita-shi」とあれば、日本人は「スイタ市」だろうと思うでしょう。しかし異国の地名が「sulta-shl」と見えれば「そういう住所があるのだろう」と思うでしょうし、特に疑わない方が自然ですよね。
そのため窓口のご担当から、申請書類は「全て大文字で入力するほうがよい」という意見をもらっています。
ここんとこがこの記事の主題です。

わたしの推測です。申請書類受付の担当窓口としては、自動判別で何カ所もエラーが出る書類をいちいち解読するのは、できれば避けたいでしょう。見なかった事にして次の書類に手をつける、なんてこともあるかも知れません。人間だもの。いや、だから推測ですって(^^;)。

確かに「SUITA-SHI」と書けばかなり読みやすくなります。自動読取機のエラー率も格段に下がるでしょうから、読めないからとはねられる可能性は格段に減りそうです。
さらに、万が一の間違いを訂正する手間も省けます。というのも、首尾よく番号が取得できたとしても、後日郵送されてくる確認書類にスペルミスがあった場合に訂正するやりとりもまた面倒なものでした。できれば避けたいです。
全部大文字入力は最初から「読みやすく」書類を作るために有効な方法だと思います。

EINは一度取得してしまえば再度申請することはないので、私は「大文字入力」の技(?)を使うことはありませんが、もしも何かの事情で再申請する時は、大文字で入力しようと思います。

 代行業も含めて検討する

私自身は、もともとグラフィックデザインを生業としていたので、その延長として、電子書籍全体の制作を請け負えないかという思いも持っています。
そのため、全ての行程を自分自身で行いました。
しかし、多くの方の動機は純粋に「本を出版したいだけ」だと思います。
上記の方法で、EIN取得の成功確率はかなり上がると思いますが、面倒なことに変わりはないかも知れません。(私のようにノウハウを蓄積する必要のない)一般の方は、代行業者に依頼することも含め検討されるのもテだと思います。特にEIN取得においては「来るか来ないかわからない返事を、いつまで待てばいいのかさえわからないままに待たされる」のはかなりしんどいです。例え費用はかかっても、すっきりと作業を進めた方がいい場合もあると思います。費用が安いのにもかかわらず親切に教えていただけた良心的な代行業者さんもありました。その節は「もう少し待ってみれば?」のアドバイス、ありがとうございました。

 

以上、「IRSでEINを取得する」でした。お役に立てれば幸いです。グッドラック!

Kindle Kids’ Book Creator 登場。

Amazon KDPからメール、Kindle Kids’ Book Creator がリリースされたとのこと。


本日より、テキスト ポップアップなどの Kindle 機能を使った子供向け絵本を作成するための Kindle Kids’ Book Creator をご利用いただけます。このツールをお使いになるには、次の操作を行います。

  1. ツールをダウンロードし、イラストを Kindle 端末や無料の Kindle アプリで利用できる対話型の Kindle本に変換します。
  2. 本の準備ができたら、ファイルをエクスポートして KDP にアップロードします。
  3. 本を探してもらいやすくするために、本のカテゴリー、対象年齢、学年の範囲を指定します。

子供向け絵本や児童書の作成、出版、プロモーションの詳細については、KDP キッズをご確認ください。


「対話型」「テキスト ポップアップなど(略)を追加できます。」あたりにトキメキながら、早速ダウンロードしてみた。

うむう。。。。残念。

批判的意見は山盛りあるのだが、ひとつだけ提案。

初めて本を開く時に表示される「ダブルタップの案内」は、制作者が編集できるようにすべき。
そうでないと、本の世界観と案内のギャップが出すぎる。
かわいいキャラクターの絵本なら、その登場人物が「ダブルタップの案内」をしたほうが統一した世界観が構築できるでしょ?
その上で、iOSでも、Kindle端末でも、同じように「案内」が表示されるべき。

まあ、これまでは「Kindle Comic Creator」が定番だった固定型の本の制作ソフトに、もうひとつ「少し簡単になったバージョンが加わった」程度の捉え方で問題ないと思う。

制作者から見た制作ソフトの位置づけは、

Kindle Comic Creator」はコミック専用ではなく、画像を扱う固定型全般用と捉えるのが正解。

Kindle Kids’ Book Creator」も、子供向け絵本専用ではなく、画像を扱う固定型全般用と捉えるのが正解。

そして、、、そろそろ本気を出しましょうよー、Kindleさん。

電子書籍の「2つの型」。どっち?

どんな電子書籍を作るのか。電子書籍の作り方はいっぱいあって、闇雲に作業を進めても自分の作りたい本に仕上がりません。まず「どんな本が作りたいのか」を、把握して、それに応じた方法で制作することになります。

代表的な「2つの型」があります。どっちで制作するか?という点を先ず決める必要があります。これは本の「内容」の話しではなくて、本の「見せ方、読ませ方」の話しです。

代表的な2つの型、ひとつめは、写真集など画像中心の本に向く「固定型(別名:フィックス型)」。ふたつめは、小説など、文章中心の本に向く「リフロー型」。
以上のふたつの型です。どちらも「向き、不向き」の問題ですので、例え画像中心の本に向く「固定型(別名:フィックス型)」だったとしても、文章を扱うことはできます。同じように、文章中心の本に向く「リフロー型」であっても、画像を扱うこともできます。
じゃあ、どちらでもいいのではないか?ということになりますが、そうでもなくて、読み手作り手双方にとって、かなり大きな違いがあります。そして作り方も異なるため、まず把握しておくべきポイントになります。

まずは、「リフロー型」を見てみましょう。
例えば「坊ちゃん(夏目漱石)」をKindleの本をiOSのアプリで見た場合、上部にコントロールバーが出ます。左上部に「三 Aa ルーペアイコン」中央上部には「書名」が表示されて、そして右上部には「注釈アイコン しおりアイコン」が表示されています。
左上部のアイコン「 Aa 」で文字の大きさを読者が好きなように変更することができます。この時、文字を大きくすると、画面に表示されている文字数は少なくなり、全体のページ数は多くなります。逆に、表示される文字を小さくすれば、画面に表示されている文字数は多くなり、全体のページ数は少なくなります。そのため、あなたの見ている10ページ目に書かれている内容は、他の人の見ている10ページ目の内容が同じとは限りません。「リフロー型」の本では「ページ」という概念が絶対的なものではなくなります。しかし、文字の大きさを調整できる有り難さは、非常にメリットが大きいです。
この他にも、文章の周囲の余白の大小を変更したり、行間を狭く(広く)調整できます。さらに文章の一部の単語を選択して、辞書を引いたり、Wikipediaで調べたり、自分なりのメモに登録したり、ラインマーカーのように背景色に着色する事も可能です。今読んでいるページに「しおり」を挟むこともできます。

次に「固定型」を見てみましょう。
上に挙げた「リフロー型でできること」は、全部できません。「そんならダメぢゃん!」です。しかし、「固定型のメリット」もたくさんあります。
固定型では、ページが固定されます。「1ページ」は「1枚の画像」で構成されています。そのため、ページごとにレイアウトをすることが可能になります。大きく見せたい文字や画像、小さく見せたい文字や画像、それぞれが作者の意図を反映できます。
読者が大きくして見たい場合は、端末の機能を使用して、例えばピンチアウト(タッチパネル上に親指と人差し指を乗せ、二本の指で押し広げるような動作をすること。画面を拡大する際などに行う。)で読み進めることになります。
ページが一枚の画像ですから、使用する書体や複雑なレイアウトも自由自在です。

おおざっぱに言えば、読み手の自由度を重視する(リフロー型)か、作り手の表現の自由度を重視する(固定型)かの二者択一と見る事もできます。

●リフロー型
小説など、文章中心の本に向く。
「坊ちゃん(夏目漱石)」など。
読み手が変更可能な要素:文字の大きさ、書体、行間、周囲の空白、背景色
機能:検索、ノート(注釈)、しおり
リフロー型の中に「縦書き」「横書き」があります。

●固定型(別名:固定レイアウト型、フィックス型)
写真集、 漫画など画像中心の本に向く。
拙作「食べてる!」「育ってる!」「Crose-up」など。
「一枚の画像」なので、どのような端末でも、同一の表現が可能で、
レイアウトが変更されることはない(変更できない)。
画像は端末の表示スペースにギリギリいっぱいまで、大きく表示することができます。
固定型の中に「縦長」「横長」「正方形」があります。

※上記は主にKindleを念頭に書いています。
apple社のiBooksでは、「リフロー型」「固定型」 の中間的なフォーマット(テキストデータは保持したまま、ページが固定される)も可能です。

 

電子書籍を販売するには

電子書籍を販売するには電子書籍のデータを作る必要があります。当然ですね。

しかし、電子書籍のデータを作る以外にも販売するための手続きがいくつかあって、これが結構めんどくさい。この手続きで断念する人がとても多いと聞いている。しかし販売手続きは最初に一度やっておけば、次からは全くやる必要がないので、がんばってやり遂げましょう。

本のデータを作ると同時進行で、少しずつでも進めておくのがいいと思います。

 

販売するための手続き3つ Kindleの場合

●KDP(Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング)に登録する。https://kdp.amazon.co.jp

これは必須の作業。新規にブログを作るのと同程度の作業なので(項目は多いですが)難しくないでしょう。

●振込銀行の口座を作る。リフティングチャージを取られない銀行口座。

海外から一般の銀行口座への送金は「リフティングチャージ」という手数料が差し引かれるそうです。結構高額になるという噂です。差し引かれない(差し引かれても小額の?)銀行があります。新生銀行がおすすめです。他、三和銀行をおすすめする意見もあります。
私は新生銀行で新規に口座を作りました。
amazonからの支払い金額のまま1円も差し引かれる事なく、全額が振り込まれています。

新生銀行の口座開設は、ネットを通じて手続きすると一ヶ月前後かかるので、早めに手続きをしておくほうがいいでしょう。もしも他の手続きが全部済んでいるのなら、ネットから手続きするのではなく、直接窓口まで足を伸ばせば早そうです。

●EINを取得する。

アメリカの会社からの入金は30%の源泉所得税が差し引かれます。日本で売れた本のロイヤリティでもアメリカから振り込まれますので、そのままにしていると、30%の源泉所得税が差し引かれますが、予め手続きをしておくことで回避できます。

EINは簡単に出来た人も多いようですが、そうでない人もまた多く、EIN取得は事実上、最難関となっているようです。私も難儀したクチですのでそれなりにノウハウは蓄積できました。詳細は後日。

ちなみに「30%マイナスされてもかまわない」という場合、KDPでは必ずしもEIN取得手続きを行う必要はないようです。しかし、将来的にappleで出版しようとした場合には、EIN取得は必須となってしまいますし、そもそも日本で納税する人には納める必要の無い税金ですので、面倒ですががんばって手続きしておきましょう。

以上が「電子書籍のデータを作る以外に必要な手続き」です。初出版の時だけに必要になる手続きです。難関かも知れませんが、二度目の出版からは全く必要ありませんので「転んでも泣かないで」がんばってくださいね。